剥離転写の貼り方


転写紙です。台紙が青い物は白の文字を見やすく
するためです。



適当な大きさにカットします。 実際の商品ではカバーコートを文字に合せて
個別に分けることができます。

水に浸けます。

貼る方にも水を付けます。


転写紙を載せます。簡単に台紙から動かせる様になるまで待ちます。(1分程度)


台紙をゆっくり引き出します。強く押えると転写紙が動かなくなってしまいます。
台紙もゆっくり引かないと文字が伸びてしまいます。
ここで空気が文字の下に
入らないように注意して下さい。場合によっては水を足してください。

位置を合わせます。水に浮かせた状態で動かしてください。

スキージで転写紙の下の水分と空気を押し出します。空気(気泡)があるとそこ
だけカバーコートに付いてきたり、インクに気泡が出来たりします。

タオルで周りの水滴をきれいに拭き取ります。この後ドライヤー等で一時的に加熱してください。
ここで水滴は完全に拭き取って下さい。転写紙の糊の成分が汚れの原因に成る事があります。

完全に乾燥するまで待ちます。乾燥が悪いとカバーコートにインクが付いて剥が
れてしまいます。また温度を掛けすぎると(60度以上)カバーコートとインクが離れ
にくくなってしまいます。
乾燥は風通しの良いところで10時間以上置いた方が安全
です。

カバーコートの端にセロテープを貼ります。カバーコートが破れない様にゆっくり
剥がします。気温が低いとカバーコートは硬くなって破れ易くなります。反対に
高すぎると伸びてしまいます。

セロテープをゆっくり引いてカバーコートを剥がしてゆきます。


転写紙の糊をきれいに拭き取ります。乾燥してしまった糊は取れ難くなります。
その場合は熱めの湯を使ってください。


インクの密着を良くする為に出来るだけ温度を掛けて乾燥させます。
このあとクリヤー塗装をして完成です。
材質が熱に弱い場合(スチロール
アクリルなど)ドライヤーで瞬間的に加熱するだけでもある程度の密着強度が
得られます。但しインクは硬化していない為、耐溶剤性はありません。




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