原稿の編集



MACに取込まれた原稿はスクリーン印刷用に加工します。



1. 網掛け

スクリーン印刷でグラデーション(ぼかし)を表現するのは難しいことです。(特に陶磁器、ガラス、琺瑯等の転写紙の場合)

 上記転写紙の場合インク(絵具)は綺麗に発色するためには厚く印刷しなければなりません。絵具、用途で変わりますが陶磁器、琺瑯で15〜20μ、ガラスで20〜30μの厚みが必要になります。この条件できれいなグラデーションを表現するために一つの色に2〜3版(場合によればそれ以上)重ねて印刷します。
 陶磁器用転写紙の場合一般的にはスクリーンは250〜300メッシュ、網線数は100〜120線(lpi)が使われています。

 スクリーンメッシュに対して比較的細かな網線数が使われているため、モワレ、網のつぶれ、トーンジャンプ等の問題が起きる場合があります。

モワレ

2.トラッピング


 一般印刷でも印刷のズレによる絵柄の白ヌケをふせぐために重なり部分を作りますが、上記転写紙の場合特殊な作り方になります。
 それは使用する絵具の組合わせ(重なり)により変色(主に黒変)するからです。たとえばピンク、マロン(含金系)に黄、赤(カドミ系)が重なればその部分、場合によれば重なりの周りまで変色します。
これはどちらが上になっても同じです。このためこの組み合わせには重ねは作りません。ただ同じ含金、カドミ系絵具でも製品、メーカーにより変色の程度は異なります、弊社の場合0.05ミリの重ねをつけております。その他、鉄赤系(赤、茶、黄土)は重ねにより色が抜ける(薄くなる)ことがあります。
 転写紙は湿度によって伸縮が大きいため、問題の無い組合せには大きめの重なりをつける場合があります。

トラッピングtrap

3.カーブ付け

転写紙は平面ですが貼る対象は立体です。そして大部分が平面のままでは絵柄全体を密着させることは出来ません。(そのままではどこかにシワができます。)
 転写紙は伸ばしながら貼るのを前提でつくられます。その伸びしろは曲面が大きいほど(球面に近いほど)大きくなります。マグカップのように比較的平面に近いもので、全面の絵柄を貼る場合でも2〜3ミリの伸びしろをとります。ただしこれは使用する絵具の厚さ、面積、カバーコートの種類により変わってきます。球面に一枚で貼ることは出来ません。(たとえ球の一部でも貼り付けるのにはかなり伸ばして貼らなければならず絵柄は大きく歪みます。球面に貼れるのは帯状のものを直線で貼るかシワになる部分を切り取ったような絵柄になります。
 このような場合、貼りつけて正常に見えるように、あらかじめ絵柄を変形させることもあります。

カーブ付け


編集用Mac Pro






イメージセッター LD-M 1060

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